地域の日本語教室で「Zoomの使い方講座」

2020年8月。

地域の日本語教室、長野県上田市のゆうあいまるこさんからのご依頼で、「Zoomことはじめ」と称しZoomの使い方についての講座を行ってきました。



ご依頼の目的は「今年3月から新型コロナウィルスのため、日本語教室はお休みをしていました。日本語の勉強を継続していきたい学習者が不安を抱えています。今後、新型コロナウィルスの流行により、再び教室がお休みなっても対応ができるように、日本人スタッフを中心に講座を開いてほしい」とのことでした。


受講者の皆さんは次の通り。

大人8名、子ども2名。

国籍は日本、中国、ペルー、ブラジル。

特徴的なことは大人の方の中には60代、70代の方が多いことと、親子での参加があったことです。


実は、今回は2回目の開催で、1回目は1ヶ月前に実施しました。

1回目はZoomのアカウントを作成するだけでしたが、2時間かかりました。

今回は2回目ということで、自力でミーティングへ参加していただくことからスタートしました。

1回目は四苦八苦、ボタンをクリックするのも躊躇してしまう場面もありましたが、今回は迷いながら、質問しながらでもミーティングへ参加することができました。


ミーティングでは、

・オンカメラの方法

・ミュート、アンミュートの方法

・チャットボックスの使い方

を実際の日本語教室を意識しながらの講座内容としました。


一部をご紹介します。

❶ 「今朝、何を食べましたか」「チャットボックスに書いてください」

❷ 「チャットボックスに書いたことを話してください」

❸ 「話すときはマイクの絵をクリックして、アンミュートにします」

❹ 「話が終わったら、もう一度マイクの絵をクリックして、ミュートにします」


日本語学習者も参加していたので、「やさしい日本語」を使って行いました。


国籍問わず、参加者全員が助け合いながらZoomに慣れようとする姿勢にはとても感銘を受けました。


最後は宿題として、「当日午後8時半のミーティングに参加してみよう」を実施。

忘却曲線を意識した宿題で、自宅からでもアクセスできることで自信につながると考えたからです。

無事、皆さん、参加していただくことができました。


「Zoomことはじめ」講座はこれで、修了となります。

お疲れ様でした。



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